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2013/09/09

Temples



前回お届けしたディレクター/アニメーターのアビー・ステファンズがミュージックビデオ「Keep in the Dark」を手がけているロックバンドTemples。今回はそのTemplesについて少し触れてみました。イギリスはケッタリング・タウンという小さな街の出身の彼等。彼等の音楽を一言で表現するならばサイケデリックバンドなのですがただのサイケデリアという言葉ではとても済ませないほど高いポテンシャルをTemplesは備えている。ビートルズを彷彿とさせる空気感に現代的な感性を組み込ませてサイケデリックをしたらこんなんになってしまった!みたいな感じでしょうか。色んな意味でとにかくカッコイイ。それがTemplesというバンドなのです。



まず彼等はビジュアルが素晴らしい。メンバー各々がとてつもなく美青年である。さらに60年代の雰囲気を全面的に醸し出しており、その佇まいがあまりにも自然だったために初見では思わず本当に60年代のバンドかと勘違いする程だった。その浮世離れした風貌、さらにその風貌に負けないほどの強烈なサウンドスケープは実にすばらしく今後彼等の評価は確実に上がっていくであろう。彼等はおそらく現在20代前半くらいだと思うんだけれど若くしてここまでの才能に恵まれている事にはもはや一目を置かざるを得ない・・もし、ロックの定義に「完璧」なる基準があるとするならば彼等は限りなく「完璧」に近い存在と言えるだろう。ロックには強靭なサウンドとそれに負けないルックスによって成立する「方程式」が昔から伝統として存在する(例外ももちろんありますが)それらの要素は努力だけでは超えれない次元の領域であり、まさにTemplesの存在はその条件を完璧なまでにクリアした希少なロックバンドだと言えるのだろう。



とにもかくにもTemplesが本物のバンドで今後注目されて行く事はまず間違いない。これからの目が離せないバンドの1つとして是非ともチェックしてみてください。10年に一度出るか出ないかくらいのロックバンドとは彼等の様なバランスの中に存在している。彼等を筆頭に今また新たなるサイケブームの到来の予感すらします。


Temples
http://templestheband.com/




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