最近何かと話題のアメリカはオレゴン州にある街ポートランド(以下PDX)様々な情報を耳にする度に、まだ見ぬ地への憧れは日に日に大きくなっていった。そして昨年末、勤めていた会社を辞める事になりタイミング的に「今なら行けるな」と、PDXへと行く決心をしたのである。
しかし、今回の旅は10日。そこまで移動に時間を使いたくなかったし(アメリカはデカイ)出来るだけ街の空気を感じようと思い今回はPDX一本と決めた。そして文化的側面にスポットを当てた旅にしようと決めた。コーヒー&デザインを集中的にせめる!で、食を官能する!旅のコンセプトは決まった。バックパックにスケボーと数日分の着替えだけ詰め込んでアメリカへと出発した。
出来るだけシンプルなプランを立てて無駄のない旅にしようと決めた。随分久しぶりの成田空港に到着すると「あぁ、今から 旅に いくのですね・・」というあのなんとも言えないワクワク感が僕を包み込んだ。ソワソワハラハラしながらサンフランシスコ行きの飛行機を待つのであった。
しかし、予定していたSF行きの飛行機が一時間遅れで到着するといういきなりのアクシデント・・SFからPDXへ向かうアラスカ航空乗り継ぎまでの時間が短かったため、案の上サンフランシスコ空港ではダッシュするはめに。。息を切らしながら見下ろすSFの街はとても壮大だった。
オレゴン州上空に入ると広大な大自然が視界に入ってくる。いよいよ、PDXに到着だ。
ポートランド空港から市電に乗ってダウンタウンへと向かう。市電から眺める景色はどことなくヨーロッパに似ていてなんだか初めて来た、という感じがあまりしない。どちらかと言うと懐かしい感じ。ヨーロッパに住んでいた時に感じた空気にとても近いのだ。。アメリカの地方都市ってこんな感じなんだなぁと浸っているうちに目的の駅に到着(そういえば市内のど真ん中に流れるウィラメットリバーを超える時に見たオールドタウンの景色はなんとも幻想的だった)
今回は貧乏旅行だったから全てドミトリーに宿泊。やっと宿に着いたけど空腹だったため早速ダウンタウンへと向かう。iPhoneのMAPが想像以上に大活躍してくれたから道に迷ったり目的地へ辿り着けなかったりという事はなかった。文明の力はスゴイ。。とは言っても初日は土地勘もないものだからとりあえずウロウロ。で、しばらくウロウロしていて以上にテンションが高まっている自分に気がついた。そう、視界に入ってくる看板という看板、ネオンというネオンが素晴らしいのだ!デザインが素敵なのである。また、街並がこれまたヨーロッパに近い雰囲気で奇麗な様式の建築物がたくさん建っている。歴史はそこまで古くはないにせよ街が、素晴らしいバランスの中で設計されている。
しばらく歩いていると噂のフードカートを発見しエジプト製チキンケバブをチョイス。サイズはアメリカンだけどこれがめちゃくちゃ美味しい。。野菜もたっぷり。ペロッとたいらげる事が出来た。ポートランドには街の至る所にフードカートが密集したエリアがあると聞いてはいたが実際、街のあらゆるエリアでこのフードカートエリアがあり、いつでも様々な世界中の料理が食べる事が出来るのである。
宿泊先のすぐ横にWORD CUP ROASTERSがあったので早速一杯いただく。なんとも言えない屋号とカップデザインに少し戸惑いつつ初日は終了。の、はずだったが同じ宿泊先に泊まっていたバリスタの服部君と旅人の大森さん(共に明日チェックアウト)と共に地ビールを酌み交しながら旅の事やコーヒーの事を語った。初めて出会った人間と異国の地で語り合う事が出来るのも旅の醍醐味の1つだ。
Vol2につづく。。